パイロットだから教える
飛行機で絶対やってはいけないこと。
離着陸の時に靴を脱いではいけないということです。
ビジネスクラスの乗客を見ると
みんな靴を脱いスリッパを履いている。
これは、パイロットの立場から言うと
絶対やってはいけないこと。
なぜなら、離陸準備、着陸準備=墜落準備なのだ。
飛行機の事故の90パーセント以上がここで起こる。
魔の11分とも言われるのだが、
低空飛行で墜落すると助かる可能性も高い、
最近ではサンフランシスコで起こった
アシアナ航空の事故が記憶に新しいが、
機体が地面に叩きつられて大破。
そのあとの行動は?
そう、避難である。
ガラスは飛び散り、
ナイフフォークや鋭利な破片もあるだろう。
床に火がついてるかもしれない。
その中を紙のスリッパ または裸足で逃げるのが賢いか
革靴で逃げるのが賢いかどちらだろう?
そういうことです。
離着陸では靴を脱がない、
なるべく女子はハイヒールは履かない
(避難時シューターを破るので脱がされますから裸足にさせられる)
これは最低限の危機管理ですな〜。
ではまた。
- Nori
P.S.
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ガルーダインドネシア機離陸失敗事故で問題になりましたね
客室乗務員がスリッパ履きだったので誘導出来なかった
私は米国航空会社のアテンダントですが、離陸、着陸時の準備に関しては説明不足で、どうしてテーブルをしまったり、席を元に戻したり、また足元に荷物を置いてはいけないのかきちんと説明しておらず、乗客から見れば、どうしてそんなことまでしなくは、と思われるのも当然ですが、事故に関連する内容は機内では説明しないことになっておりますので仕方ありません。これらの準備はすべて万が一非常事態が発生した場合、乗客を速やかに安全に避難させるためです。お気づきと思いますが、非常口が窓になっている機材ではテーブルや、ヘッドホーンジャックが肘掛に設置されています。これは非常時にテーブルやコードが邪魔にならないようにするためです。足元に物をおいてはいけない理由も同じ、脱出の時につまづかないようにするためです。ですから、発着の際にはアテンダントの指示に従って準備をして頂ければ助かります。