またまたオススメの本を紹介したいと思います。
出口 汪(ひろし)さんの
論理的に考える技術 (ソフトバンク出版)です。
以前、大学生の娘のために買ったんだけど、
娘が読み終わりちょっと読んでみた。
すると、これは凄い。
学生でもわかるように簡単に書いてあるのだが、
なかなか深い。
なぜ欧米人が論理的で、
日本人は論理がきらいなのかなど、
英語を上達させる上で必要不可欠なことが解りやすく書いてある。
このような日本と欧米との文化比較から、
本来感情語の日本語を論理語にするかなど、
すばらしい提案がたくさんある。
それだけではない、
普段私たちが使っている日本語の弱点もばっちり書いてあり、
コミュニケーション能力を上げるのに最適である。
人間関係、男女関係、会社での上下関係など、
うまくいかない原因は、論力の不足による意思疎通のミスによるものが多い。
この本によると、
「常識」といわれるものの引き起こす
論理矛盾が日本では問題を引き起こすことが多いらしい。
確かに、日本でよく聞かれる
「それって常識でしょう」って、
英語ではあまり聞かれない。
常識って人によって違うし、
それほど曖昧なルールおよび理論ってないもんね。
英語で常識は common sense (共通なる意識)そのままだね。
最近英語圏でよくいわれるのは Common sense is no longer common.
常識はもう共有されていない。(共通なる意識は共有されていない)
このいいかたは、common sense と common ということばが入っているのに
commonじゃないってのがオチでおもしろんだけど、日本語では説明が難しい。
以前紹介した、Never say never.のような感じ。
日本語でいうと、
「ふとんがふっとんだ」
「チャイナにいっちゃいな」
みたいな感じ?
えっ それ親父ギャグ?
これまた失礼いたしました。
ではお後がよろしいよで、ではまた。
- Nori
P.S.
今度、1月に2日間の
セミナーやります。
今日か明日にお知らせできると思いますので、
楽しみにしててね。
もちろん、
「チャイナに行っちゃいな」よりも、
笑える内容になってます。
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多民族国家のアメリカでは特に「常識」という考えは無いですね。欧州では陸続きの環境によって交流が多いという地理的背景から同じく「常識」という考えは無い。ですが、これは良し悪しの問題でも無いので、違いは違いとして認識を持って知識をつけると良いと思います。
そのような「常識」が通用しない社会だからこそ、契約社会に発展したというのも事実ですし。信用を得るには書面で交わすことが条件なのも大きな違いですよね。