みなさん高専のロボコン大会って知ってます?
全国の国立の高等専門学校(5年制の技術を学ぶ学校)が
毎年課題を与えられロボットを作り戦い高専日本一を決める、
高専の頭脳と技術を駆使した甲子園なのです。

そんな大会で今年は富山高専射水高が優勝
というニュースがNHKニュースから流れて来て、
私の耳に突き刺さりました。

なぜ突き刺さったかというと、
その高専は私の次男が通う(当然寮住まい)学校なのです。

普通の人が普通に聞けば、
普通に聞き流してしまう内容ニュースなのですが、
実は富山高専射水高がロボコンで優勝するというのは、
甲子園に例えるとその辺の公立高校が甲子園に優勝するような快挙なのです。

私は、息子が通うようになって
何度か富山まで足を運んで学校を見ているのですが、
お世辞にも施設が整った学校とはいえない条件で、
海沿いの田んぼのど真ん中にぽツンとあり、
富山高専は射水高と本郷校の二つに分かれており、
それだけでも力が二分の一になっているのです。

都会の東京高専 豊田高専 大阪高専 久留米高専などと比べるとその規模も小さく、
こんなさびれた(失礼)高校に毛の生えたような施設で
技術が学べるだろうかという感じの高専なんです。

しかし、しかし、息子を通わせててみて分かったのですが、
ここは人間力が違うのです。

教官 教授 仲間 富山県民 このマンパワーと知力が半端なく高い。
実際富山は中学生の偏差値全国1,2を常に秋田と争い、
NHKの県別地頭コンテストでも優勝。
そういう、ハードの不足分を補っても余りある人間力がそこにはあったのです。

なにかできないことを環境のせいにしたり、
親のせいにしたり、先生のせいにしたりする学生が多い中、
富山高専の生徒達は頭を振りしぼり、限られた材料で
全国優勝へとたどり着いたのではないかと思います。
これは昔の日本が持っていた力そのものだと思うのです。

ものがなくても、頭を使っていい物を作り、
その技術で世界を制覇してきたじゃないですか。
もういちど、我々日本人は原点に返って
素晴らしい実践的な知的教育を実現する
富山から学ぶことが多いのではないでしょうか。

英会話も同じで、どんなにいい教材や機械を並べたところで、
本人が本気にならなければ話せるわけもなく、
逆にどんなにひどい教材であっても本気になればどこからでも学べるのです。

今日の一言

できないことを、環境のせいにしない。



- Nori


P.S.
と、いうことで、
知っている英単語が少ない
というのは、英語が話せない理由にはなりません。

英単語をあまり知らなくても、
英語は話せるんですよ。こんな風に↓

http://www.eqenglish.jp/HIE/

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