水曜は、テーマからちょっと外れて、
海外の文化をライトな感じでお伝えする
NAO の記事をお送りします!
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◆◆ わたしが銀行強盗をやった理由
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Hi! NAOです!
アメリカで実際にあったお話、、、
ジェームス・ヴェローン(59)はその日、
たった1ドルを要求するメモを
銀行の窓口で渡すと、
ソファでゆっくりと警察の到着を待った。
もちろん彼は、
たった1ドルが欲しかったんじゃない。
彼を銀行強盗に駆り立てた理由、
それは、医療を受けたいという事。
17年間務めた職を失い、
次の職を必死に探すも、
なかなか見つからず、
貯金を切り崩しながら、
支給される食料で
ギリギリの生活をしていました。
もちろん、銀行強盗になる前に、
他の方法は色々検討しました。
でも、持病の腰痛が悪化し、
左足を引きずって歩く状態だった上に、
胸にはしこりが・・・。
これはもう、
どうにかしなければならない!
仕方なく銀行強盗になった彼。
日本でも医療崩壊が騒がれていますが、
日本の様な国民皆保険制度のないアメリカには、
違う形の医療崩壊が存在します。
まともに医療を受けられるのは、
高額な民間の医療保険料を払える人のみ。
老齢者用、低所得者用の保険制度もありますが、
医療給付の制限はかなり厳しいもので、
低所得者が病気になったとき、
治療にかかる負担は非常に重いそうです。
アメリカの個人破産の27%が、
医療費負担に耐えられなくなったのが原因とか、
国民の7人に1人が無保険で、
年4万5000人が無保険のため医療を受けられず
死亡しているという話もあるとか、
日本人にはあまりピンとこない現実が、
アメリカにはあるんですね。
彼は、「もし刑が短すぎるようなら、
また強盗をするだろう」と言ってるそうです。
なんとも悲しいというか、
悩ましい問題ですねぇ。
あなたはどう思う?
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■ 今日の英単語チェック
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水曜のメルマガでは話題に出てきた言葉を
ピックアップして、英単語で紹介します。
さぁ、それでは、
今日の英単語をチェックしてみましょう!
medical expenses
医療費
medical bill
医療費の明細書
ちなみに、アメリカの医療費が
いかに高いかがわかる記事がこちら。
http://goo.gl/2mwCoL
約2億4千万とか、約1千万とか、、、
それでは、今日はこの辺で。
See You Next Week!
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はじめまして、このテーマを毎週楽しく勉強させていただいております(^^♪
アメリカ社会の厳しい現実を突きつけられた感じです。
それに比べたら日本は、まだ恵まれた社会なのかもしれませんね。
でも、なぜアメリカ人は、そんな事情どこ吹く風ぞと言わんばかりに、どうしてあんなに明るく陽気に見えるのでしょうねぇ。。。
それとも、本心を隠すパフォーマンスに優れた国民性なのかしらん。
いや~大人って感じです!
結局、オバマケアも医療保険会社が儲かるだけの仕組みでしたね。
医療保険団体が最高の政治圧力団体と化しているので、是正の見込みはなさそうです。
それどころか、TPPで混合診療の解禁を迫る始末。
ウォール街の金融機関、医療保険会社、アグリビジネス会社、ろくな連中じゃないですね。
お付き合いは御免被りたいです。
ちなみに、医療保険に入れない人がいることは、米政府にとってひとつメリットがあるらしいです。
両親が医療保険に入っていない高校生~大学生は、軍隊に誘いやすくなるそうな。(軍人の家族は、国費で医療を受けられるらしい。)
イラク戦争で若い兵力を確保するのに重宝したそうです。